こんにちは!
越谷市にある南越谷koharu鍼灸整骨院 芳賀です!
今回は四十肩、五十肩に似ている症状について書いていきます。
今回は腋窩神経の圧迫、絞扼による肩の外転障害です(外転→腕を外方から上に挙げる動作)
良かったら最後まで見てくださいね!
腋窩神経とは
上記の図は1が腋窩神経の三角筋への枝で2が腋窩神経のQLS付近の枝です。
腋窩(えきか)神経は、肩と上腕の神経系の中で重要な役割を果たす末梢神経の一つです。腋窩神経は、主に肩の動きや感覚に関与しています。以下に、腋窩神経について詳しく説明します。
腋窩神経の起源と経路
- 起源: 腋窩神経は、脊髄から出て腕の方に分布する腕神経叢という神経束から伸びています。
- 経路: 腋窩神経は腋窩(わきの下)を通り、肩関節の周囲を走行します。まず、上腕骨の外側を巻くように通過し、三角筋(肩の筋肉)と小円筋に分布します。
腋窩神経の機能
- 運動機能
- 三角筋の支配: 腋窩神経は三角筋を支配し、肩を外転(腕を横に広げる動き)する運動に重要な役割を果たします。三角筋の働きにより、腕を横方向や前方、後方に持ち上げることが可能です。
- 小円筋の支配: 小円筋を支配し、肩関節の外旋(腕を外側に回す動き)に寄与します。
- 感覚機能
- 上腕外側部の感覚: 腋窩神経は肩の外側や上腕の外側部の皮膚に感覚を伝達します。これにより、上腕の外側に触れた感覚を感じることができます。
腋窩神経の損傷
腋窩神経損傷
腋窩神経は、その位置から、特に肩の脱臼や骨折などで損傷を受けやすい神経です。
- 原因
- 肩関節の脱臼: 腋窩神経は肩関節脱臼(特に前方脱臼)の際に損傷されることが多いです。
- 上腕骨外科頸骨折: 上腕骨の外科頸部(肩関節に近い部分)が骨折すると、腋窩神経が損傷される可能性があります。
- 圧迫損傷: 重い物を肩に長時間かけていたり、リュックのストラップがきつすぎたりすると、腋窩神経が圧迫されて損傷することがあります。
- 症状
- 運動機能の障害: 腋窩神経が損傷すると、三角筋の麻痺が生じ、腕を外に広げることが困難になります。また、肩の外旋運動も制限される可能性があります。
- 感覚喪失: 上腕の外側部に感覚が鈍くなったり、完全に失われたりすることがあります。
- 筋力低下: 三角筋の筋力が低下し、肩の輪郭が痩せて見えることもあります。
- 診断と治療
- 診断: 腋窩神経損傷の診断は、臨床的な評価や筋電図(EMG)を使用して行われます。MRIなどの画像診断も神経損傷の範囲を評価するために使用されることがあります。
- 治療: 軽度の腋窩神経損傷は、物理療法やリハビリテーションで回復することがあります。重度の場合、神経修復手術が必要になることもあります。適切な治療により、機能の回復が期待できます。
日常で遭遇し得る腋窩神経損傷
上記では脱臼や骨折に伴い発生すると書きましたが、その他にも腋窩神経の損傷や圧迫を発生さる場合があります。
それはQLS(Quadrilateral Space)、日本語で四辺形間隙と言います。
腋窩神経は上腕骨、小円筋、大円筋、上腕三頭筋長頭との間で囲まれたスペースの中を後上腕回旋動静脈と共に通ります。そのスペースがQLSと言います。
繰り返し行われる投球動作や仕事の作業で酷使する事により筋肉が硬くなり公約が生じる事があります。
原因の筋肉がわかっていれば鍼灸や超音波で癒着を取ったり、筋硬結を取る事で改善されます。
肩の後ろが痛いなあ、腕が上がりにくいなあと思ったら一度ご相談ください。
ただの五十肩、四十肩と勘違いし、リハビリしても治るのが遅くなりますからね。
越谷市新越谷、南越谷の南越谷koharu鍼灸整骨院での五十肩、四十肩の施術
南越谷koharu鍼灸整骨院では問診、触診の時間を作り原因を見つけて早く治る施術の提案をしていきます。
また整体、鍼灸、骨盤矯正、超音波治療、カッピング、などから患者様一人ひとりに合った施術を提案し安心し早期に四十肩や五十肩が改善できるように対応しております!
四十肩、五十肩でお悩みの方は越谷市新越谷、南越谷にある南越谷koharu鍼灸整骨院にご相談ください!
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